総合科目「科学の発展と宇宙観の変遷」

光のスペクトル分解

プリズムによる太陽光のスペクトル分解

(1) プリズムによる太陽光のスペクトル分解.
(2012年7月撮影、生田キャンパス10号館にて。)

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(4) 太陽光スペクトルの拡大図.
スリットを細くし、太陽光をよく絞って精密なスペクトル分解を行うと、 「吸収線」(暗線)が見えてくる。 発見者にちなんで「フラウンホーファー線」ともいう。 Dの場所にあるのは、有名なナトリウムの吸収線。 生田のトンネルのナトリウムランプは、このD線の光。

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月光のスペクトル分解

(2) 回折格子を用いた月光のスペクトル分解.
(2011年11月9日撮影、東京都にて。)

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(3) 月光スペクトルの拡大図.
月の光といっても、太陽光を反射しているので、基本的には太陽光の スペクトルと同じ。

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(5) 皆既月食と星々のスペクトル.
皆既月食の夜に撮影した、月光のスペクトルと周辺の恒星のスペクトル。 地球の大気による太陽光の回折により、食のピークで月は暗くならず、赤銅食に輝く。 2012年12月10日、信州にて撮影。

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[皆既月食の写真]

蛍光灯、LED電球の光のスペクトル分解

(6) 街中の街灯のスペクトル分解.
スリットで光を絞らないと、光源の形のままスペクトル分解されてしまう。 この街灯は、青、緑、黄、赤の4色の混合によって光っていることがわかる。

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(7) 部屋の灯のスペクトル分解.
段ボールに切れ込みを入れてスリットをつくり、光を絞ってから スペクトル分解したもの。 上の街灯と同じような光の成分が混ざっていることがわかる。 主に、青、緑、赤の3色が目立つ。すべての成分を合わせると、 一番左の色(白色系)、つまり灯の発色となる。

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(8) 部屋の灯のスペクトル分解の拡大図. スペクトルが離散的になるので、「線スペクトル」という。 あるいは暗線に対して、「輝線」ともいう。 原子の発光現象によって輝線は生じ、原子の光吸収現象によって 暗線は生じる。

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