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              経歴と専門分野

経歴

(学歴)
・昭和52年3月 慶応義塾大学大学院 工学研究科 修士課程終了
・平成14年3月 広島市立大学大学院 情報科学研究科 博士後期課程終了
(職歴)
・昭和52年4月  NTT・電気通信研究所
・平成6年4月   超高速ネットワーク・コンピュータ技術研究所[*1]
・平成11年4月  NTTドコモ・マルチメディア研究所
・平成15年4月  専修大学・経営学部

<学位> 博士(情報工学)

 [*1]政府系の研究機関(設置期間:平成6年3月−平成11年3月)

専門分野

 通信プロトコル[*2]とその実現方式の研究・開発に本分野の初期より一貫して取り組んでおり、近年はインターネットのためのプロトコル、特にモバイル環境のための次世代インターネット方式と応用に関する研究を進めています。
 大学時代はコンピュータの勉強をしました。卒業後、電電公社(現NTT)の研究所に入って、通信プロトコルの研究を行いました。当時(約25年前)は、インターネットという言葉すらありませんし、データ通信システムといっても、銀行のオンラインシステムやJRの「みどりの窓口」ぐらいでした。プロトコルという言葉を人に話しても、それに何?外交のこと?といった具合でした。次にオンラインデータ通信システムの通信制御ソフトウェアの研究開発を行い、その成果は金融システムや国家プロジェクトの商用システムへ導入されました。導入先でのトラブル発生で徹夜の対応もしました(懐かしい)。その後、1990年代前半に米国で情報スーパーハイウェイ構想が出たころ、超高速ネットワークを有効利用するための高速通信プロトコルの研究を行いました。そして、近年はモバイル環境における次世代インターネット方式の研究を進めてきました。
 あらゆるものがネットワークにつながり、いつでも、どこからでも情報アクセスできるユビキタスネットワーク[*3]の時代を迎えて、今後は、特にその利用方法や産業・社会へのインパクトを研究することが重要と考えています。

 [*2]プロトコル:インターネット等において通信を行うための手順や取り決めのこと。
 [*3]ユビキタス:同時にあらゆるところに存在(ラテン語)。

経歴

(1)情報処理学会 
  論文誌 特集号編集委員、 モバイルコンピューティングとユビキタス通信研究会(MBL)研究運営委員、 マルチメディアと分散処理研究会(DPS)研究運営委員、 全国大会・座長、 DICOMOシンポジウム・座長、 DPSワークショップ・座長などを歴任
(2)電子情報通信学会
  論文誌 特集号編集委員、 アクティブネットワークと応用技術時限研究会・専門委員などを歴任


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