データを入力することのできるマスのことをいい、セルに各種のデータを入力し表を作成し、計算を行っていきます。セルの選択は矢印キーを押下げるか選択したいセルの上でクリックします。現在選択されているセルをカレントセルと呼び、カレントセルに対して入力、クリア、削除および書式の設定などを行うことができます。セルを特定するために行番号と列番号でセルの番地を表します。番地とはセルの位置を特定するための座標のようなものです。行と列の組み合わせによって番地を指定しています。行番号とはシートの最左端にある灰色のボタンに記載してある数字をいい、列番号とはシートの上端にある灰色のボタンに記載してあるアルファべトをいいます。行番号はEXCEL2007では1,048,576まであり、列番号はXFD(16,384)まであります。行番号が記載してあるボタンを行選択ボタンといい列番号が記載してあるボタンを列選択ボタンといいます。行番号「1」の上、列番号「A」の左にある何も書いていないボタンを全セル選択ボタンといいます。
A列からXFD列まで横に並んだ連続するセルのことをいいます。行を選択するには行番号をクリックするか、選択したい行のどこかのセルをカレントセルにして、「Shift」+「スペース」を入力します。このときは日本語入力がOFFになっていることが条件です。
選択したい行の最右端(A列)をカレントセルにし、「Shift」+「→」か最左端(XFD列)のセルをカレントセルにし、「Shift」+「←」でも選べます。
1行から1,048,576行まで縦に並んだ連続するセルのことをいいます。列を選択するには列番号をクリックするか、選択したい列のどこかのセルをカレントセルにして「Ctrl」+「スペース」を入力します。
選択したい列の最上端(1行目)をカレントセルにし、「Shift」+「Ctrl」+「↓」か最下端(1,048,576行目)のセルをカレントセルにし、「Shift」+「Ctrl」+「↑」を入力しても選べます。
選択したい領域を囲む長方形の対角線になるようにマウスをドッグします。対角線になればよいので「右上から左下」「左上から右下」「右下から左上」「左下から右上」のどの方向にドラッグしても選ぶことが可能です。
選択したい領域の四隅のどこかのセルをカレントセルとして「Shift」+「矢印」でも選ぶことは可能です。
連続する行を選択する場合は、行選択ボタンをドラッグします。連続する列を選択する場合は列選択ボタンをドラッグします。
全セル選択ボタンをクリックするか、「Ctrl」+「A」でカレントシートのすべてのセルが選択できます。
一つ目の領域を選択した後に、「Ctrl」を押したまま2つ目以降のセルを選択します。
現在選択されているセルを、カレントセルといいます。カレントセルの周りの太線をセルポインタと呼び、カレントセルの右下にある小さな点をフィルハンドルといいます。セルポインタにカーソルを合わせるとカーソルの形状は上下左右の矢印を伴う、矢印に変わり、フィルハンドルにカーソルを合わせると「+」に変わります。
キーボードのアルファベットが記載されているキーを押下げると、キーに記載されているアルファベットが小文字でカレントセルに入力されます。「Shift」を押しながらアルファベッドキーを押下げると大文字のアルファベットが入力されます。
「Shift」+「Caps Lock」を押下げるとCaps Lockランプが点灯し、大文字と小文字の入力が入れ替わります。Caps Lockランプ点灯中に再度「Shift」+「Caps Lock」を押下げるとCaps Lockランプは消灯し小文字と大文字の入力は元に戻ります。
「ね」「る」「め」「ろ」が記載されているキーを押下げると「,」「.」「/」「\」が入力され、「Shift」キーを押しながら「ね」「る」「め」「ろ」が記載されているキーを押下げると「<」「>」「?」「_」が入力されます。また「Shift」を押したまま、ひらがなと数字が記載されているキーを押下げると「!」「"」「#」「$」「%」「&」「'」「(」「)」が入力されます。
「半角/全角」を押下げると日本語入力が可能になります。ローマ字入力でひらがなを入力することができ、「変換」またはスペースバーで変換することができます。変換の確定は「Enter」を押下げます。
日本語入力を切った状態でキーボードの数字の記載されているキーを押下げると数字が入力されます。
セルに入力したい文字をすべて入力し終わったら「Enter」キーを押下げるとセルの値が確定し、カレントセルがひとつしたの行へ移動します。
エクセルではデータを数値と文字の2種類に分類しています。 数値データは大きさといった情報をもった値です。 セルの値を確定するとセルの右寄せに表示されるデータです。 数値データは四則演算の対象とすることができます。 文字データは、アルファベット、記号、日本語を含むデータであり、大きさといった情報を持っていない値です。 確定すると左寄せに表示される値です。四則演算の対象とすることはできません。 文字と数字が混在する場合は文字データとして扱われるのが基本です。
小数部分を含む数字の場合は小数点の位置に「.」を入力します。
マイナスの値を入力する場合は「-」を入力してから数字を入力します。
分数を含む数字を入力する場合は 整数部分と分数部分をスペースで分けて入力します。整数部分が「ゼロ」つまり1未満の分数を入力する場合は整数部分を「0」として入力します。たとえば2分の1を入力する場合は「0 1/2」と入力します。
エクセルでは日付・時刻に関する値を入力することができます。入力時は必ず日本語入力を切って行います。日付を「/」で区切って入力すると、「●月△日」と表示されます。シリアル値は、年月日を持っているデータなので入力されたデータは「2007/1/30」の形で入力されています。入力時に特に年を入力しない場合はエクセルが今年として年の値を補完します。年月日を指定して入力する場合は「/」区切りで年・月・日を入力するか、元号を現すアルファベット(M.T.S.H)と和暦を使い「.」区切りで月・日を入力します。「2007/7/31」と入力すれば「2007/7/31」と表示され「H19.7.31」と入力すると「H19.7.31」と表示されますが、格納されているデータはすべて「2007/7/31」の形に修正されます。シリアル値を入力したセルをカレントセルにすると内容ボックスで入力されている値を確認できます。