計算式の入力

計算は四則演算にしたがって行われます。掛け算と割り算は足し算と引き算よりも優先され、累乗の計算は掛け算や割り算よりも優先されます。
小学校では中カッコや大カッコとして「[ ]」「{ }」を習いましたが、すべて小カッコ「()」を使って計算します。小カッコは何回使って大丈夫だと思います。

算術演算子と演算記号
演算記号
算術演算子
摘要

+
足し算。

-
引き算。
×
*
掛け算。足し算と引き算よりも優先されて計算されます。
÷
/
割り算。足し算と引き算よりも優先されて計算されます。
累乗
^
累乗の指数を指定するときに使用します。べき算とも呼ぶようです。
使用例
25=2^5
107=10^7
カッコ
()
計算の優先順位を変えるときに使います。大カッコ、中カッコ、小カッコの区別はなく、すべて「()」を使用します。

関数の入力

エクセルの関数は、関数名と引数から構成されており、書式は、「関数名(引数)」となっています。

よく使う関数
関数名 引数 摘要
SUM
数値
引数として指定した数値の合計を返します。数値には範囲を指定することができます。カンマ(,)で区切ると離れた箇所にある数値の合計を求めることが可能です。カンマで区切れる数は30までです。
AVERAGE
数値
引数として指定した数値の算術平均を返します。数値には範囲を指定することができます。カンマ(,)で区切ると離れた箇所にある数値の算術平均を求めることが可能です。カンマで区切れる数は30までです。
VLOOKUP
検索値
範囲
列番号
検索の型
検索値には範囲で指定する対応表を引くために利用される値を指定します。
範囲には検索値を引くための対応表を指定します。
列番号には範囲の表の表示させる列を指定します。
完全一致か●●以上○○以下のような幅のある検索をするのかを指定します。
ROUNDUP
数値
桁数
指定した桁数で数値を切り上げます。
ROUNDDOWN
数値
桁数
指定した桁数で数値を切り下げます。
IF
論理式
真の場合
偽の場合
論理式には条件を比較演算子を使って表現します。
論理式を満たしたときの処理を入力します。値、計算式、関数、文字が指定可能です。
条件を満たさなかったときの処理を入力します。値、計算式、関数、文字が指定可能です。

比較演算子
比較演算子
記号摘要
=

左辺と右辺が等しい。
A1=B1
>

左辺が右辺よりも大きい。
A1>B1
<

左辺が右辺よりも小さい。
A1<B1
>=

左辺が右辺以上である。
A1>=B1
<=

右辺が左辺以上である。
A1<=B1
<>

左辺と右辺が等しくない
A1 <> B1