Excel(絶対参照と相対参照)

Excelのコピーは、コピーした方向に合わせて計算式中のセルアドレスを修正してくれて、
とても便利ですが、コピーすると計算式が変わってしまうこともあります。

絶対参照と相対参照

S7(売上高評価)のファイル、構成比率('95)を出す計算式を例にとります。

  1. 構成比率は、合計の中でその支店がどれだけの割合を占めるかの値です。
    よって、A支店の構成比率は「各支店の売上高/合計」、つまり「B3/G3」で求められます。
  2. 他の支店を計算するために横へコピーをします。
  3. コピー先には、「#DIV/0!」というエラーが表示されます。
    このエラーは計算式中の除算で、0で割ろうとしていると意味しています。
  4. 計算式を見てみると以下のようにおかしくなっています。
    分母は合計で固定させるため、ここで絶対参照をします。
  5. 固定をするセルアドレスのアルファベットや数字の前に「$」をつけます。
  6. 再びコピーをすると合計のセルアドレスが固定され、正しく計算されています。