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うつぶせ寝とは 2010年7月1日午後10時 最初の日は完全うつぶせ寝ということで、ベッドに特殊な枕が用意されました。枕といっても、普通の枕の上に置く座布団のようなもので、あごの部分だけ切り抜いてあります。「ということは、頭を宙に浮かせた状態で眠るのか」とびっくりしました。もう少し工夫があってもいいのではないでしょうか。 やはりそれではきつそうなので、額の部分にバスタオルを巻いたものを置き、いわば顔を吊橋のようにして寝ました。睡眠導入剤も精神安定剤も飲んでいましたので、眠ることは眠ったと思いますが、いまはもう、どうやってそんなことができたのか思い出せません。 2010年7月2日〜7月16日 つぎの日からは、横向きになって寝てもいいといわれましたが、どうも、ふと仰向けになりそうなので、やはりうつぶせに寝ました。とはいえ、枕の片隅に頬をつけ、バスタオルで他方を支えながら、顔は斜め横向きです。 1週間もすると、慣れてきて、横向きになることもありましたが、そうすると、夜中にうっかりと仰向けになったと気づいて、しまったと思ったこともあり、また看護師さんから「船木さん、仰向けになってますよ」と声をかけられたこともありました。 看護師さんが2時間おきに見回りにきて、注意してくれます。眠っていたのに、「あっ、ありがとうございます」とお礼をいう自分に驚きました。睡眠障害もありますので、それ以降、眠れなかったこともありました。なお、看護師さんに注意されたのは、2回だけです。 退院したあとも、ガスが消えるまではうつぶせということで、自宅でもうつぶせに寝ていました。ガスは7月16日まで残っていました。7月16日の夜は、久しぶりに仰向けに寝ましたが、何か罪悪感があって、気持いいとまではいきませんでした。 しかし、その後は、その反動で、仰向けでしか寝られなくなっています。これも後遺症のひとつでしょうか。 |
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トップページ: ある散歩者の思索(黄斑円孔手術体験記) 船木 亨 (c) FUNAKI Toru 2010- |