望月ゼミナール国際比較ゼミ、ゼミ長の菅原です。
望月ゼミで学べることは,現代経済や高度な経済学の知識、だけではありません。もちろん学部レベルの経済学はゼミで学べますが、何より当ゼミで磨けることははコミュニケーション能力だと思います。望月ゼミでは週に二回ゼミを行い、必要に応じてゼミがない日も積極的に集まりディスカッションをします。ゼミでは常に調べたことや勉強したことにプラスαの要素を考えてくることが求められます。つまり勉強しただけで終わりにするのではなく「客観的根拠に基づいた自分なりの主張」を交えて発表することが求められます。その中ではもちろん意見の相違や進行方法の違いが出てきます。その時に、どうやって相手を納得させられるか、相手が言わんとしていることは何なのかを一生懸命に考えます。その過程で真のコミュニケーション能力が身に着くと私は考えます。一般的にコミュニケーション能力は語学力などで定義されがちですが、実際に社会で役立つのは、相手を説得する能力であったり、先入観を排除して素直に相手の話を聞けるような能力であると思います。望月ゼミでは上昇志向を持ったゼミ生ばかりなのでその分日々の学習に一生懸命になり、学習内容に思い入れが増す結果、意見の衝突がよく起きます。それはもう毎週のように起きます。物分かりの悪い相手が憎くても必死に抑え、同じことを何度喋られても初めて聞いたようにしっかりとうなずき、そして一つの結論を出すために夜遅くまでいたくもない人間と一緒にいる。こういった経験は知識面だけでなく、人間として大きく成長させてくれることでしょう。

また、望月ゼミには非常に優秀な「人材」が用意されています。教育熱心で人望の厚い教授のもとには、数多くの優秀なOB・OGが集まります。年末の懇親会(フォーマルパーティ)でOB・OGの中で興味のある業種の方と直接話すこともできますし、経済学修士・博士関係出身の方も多いのでその気になれば弟子入りしてさらに経済学を学ぶことだってできます。学生の早いうちから実際に社会人とふれあうチャンスは望月ゼミの最も注目すべきメリットの一つであろうと思います。

最後に、望月ゼミに入ってみたいという方がいらしたら、私は迷わず入ることをお勧めします。間違いなく他人より悩み、呻き、そして夢の中でも数式が解けない!とうなされるとは思いますが、その分、社会で活躍できる人間に大きく近づくことができると思います。

望月ゼミナール 国際比較ゼミ
ゼミ長 菅原章太