<問題提起>労働力における競争優位な条件とは?
<仮定>都市の競争力高い=市内総生産高い
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都市の成長=国の成長
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労働を量(人口移動の問題)と質(少子高齢化による質の重視)に分けて分析
■量からみた労働
Y=F(K,L)
↓Lがnの割合で増加
K/L=kは一定(定常状態)
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Kもnの割合で増加
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Yもnの割合で増加
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総生産は持続的に成長する。
大都市の人口移動における国内総生産の変化
政府による財政的な再分配が困難な現状
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各地域が自力で勝ち残る努力必要
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過疎地域では人口流出
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大都市がそれ以上に雇用を創出
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国としての衰退は防げる
大阪市…量において競争優位
・男女雇用参画
・高齢者の生きがい就労
・各産業の集積の高さ
■質から見た労働
労働の質
1、技術(科学者・技術者の数、理系大学院学生数)
2、教育
技術において競争優位な都市
川崎…科学技術に関する研究開発機関集積
市内就業者のうち専門的・技術的従事者の割合高い
横浜…民間企業の研究機関や理工系学部を有する大学多い
家計ベースから見た教育による成長
Y=AK
A:家計の教育資本の生産性
K:家計の教育資本ストック
n:家計内の人口増加率
ΔY=AΔK
ΔY=AsY
ΔY/Y=As
Δy/y=(ΔY/Y)-n=As-n
Δy/y=As-n
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追加的な教育投資によって1人当たりの総所得は増加する
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都市の成長につながる
京都市…質において競争優位
生徒数多い=人的資本蓄積への投資が多い
しかし、文系の生徒数多く、理系少ない
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市内総生産は低い=都市や産業ごとのニーズに合わせる必要あり
<結論>労働力人口を集める条件があること、人的資本蓄積に対して積極的な投資がなされていること。
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