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■@ 前回設定した目標
ドイツの若年雇用対策について調査し、日本の対策と比較を行う。
■A 今週の本ゼミでの成果
ドイツでは若年失業が問題視されていないと言われているが、このことは失業率のグラフからも見てとれる。日本・イギリス・フランスでは若年層(15〜24歳)と全年齢層との失業率に大きな差が見られたが、ドイツにおいてはこの差が小さく、年によっては若年失業率の方が低いこともあった。そこでドイツの就業率に貢献していると考えられるデュアルシステムについて調査した。デュアルシステムは主に低学歴の若年者を対象とし、理論教育と職場実習を並行して実施することで雇用に必要な知識やスキルの習得を目指すシステムである。ドイツの若者の半数以上が利用しているため、デュアルシステムはドイツの教育制度の一環であると言える。日本でもドイツと同様の日本版デュアルシステムが導入されたが、利用者数が少ないことや参加が義務ではないことから、システムに対する若年者の認知度が低いと考えられる。以上のことから、日本に比べドイツでは学校から職業への移行がスムーズであることが分かった。
■B 来週の本ゼミでの目標
前期最終プレゼンを成功させる。
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