2018年9月、仙台ゼミ合宿を実施しました。


9月18〜20日、ゼミ合宿で宮城県を訪れました。仙台といえば伊達政宗が有名ですが、17世紀初頭の伊達藩からは、支倉常長率いるメキシコ・ヨーロッパへの使節団が送り出されました。スペイン植民地時代史を学んでいる井上ゼミにとっては、ゆかりのある場所です。

まずは仙台駅近くの会議室を利用して、研究発表会をしました。卒業論文に取り掛かっているゼミ生は卒論の第1回中間発表、それ以外のゼミ生は慶長使節団や当時の世界史・日本史の背景について事前に調べた成果を発表しました。

 

 

2日目午後には仙台市博物館を訪れました。同博物館は、慶長遣欧使節関連資料(スペインと合同でユネスコ「世界の記憶」、いわゆる世界記憶遺産に指定されています)を所蔵しています。また、国内主要都市を巡回している特別展「古代アンデス文明展」も見学しました。

 

 

また、博物館見学後は、仙台市内を見下ろす青葉城址にも行きました。右側の写真は、公園内の支倉常長像。

 

もちろん、仙台名物の牛タンも楽しみました。

 

3日目は、少し足を延ばして石巻市にある宮城県慶長使節船ミュージアム(サン・ファン館)を訪れました。2011年の震災の爪痕を車窓に見ながら、仙台駅から石巻駅経由で電車を乗り継ぎ、渡波駅へ。

 

そして、サン・ファン館へ到着。ここには、慶長使節団についての資料展示のほか、同使節団が航海した際のガレオン船(サン・フアン・バウティスタ号)が復元され、展示されています。前日の研究発表の内容を思い起こしつつ、ゼミ生一同は展示を見学しました。

 

 

 

 

 
 
ゼミ生にとって、今回の合宿が400年前の歴史にいっそう関心を持つきっかけになってくれることを期待しています。


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