専修大学経営学部 関根ゼミ


(2)プログラムの全体工程を見える化する

①目的

 レポート作成およびプレゼンテーションまでの全体工程を明確にし、各メンバが進捗状況を共有できるようにします。

②kintoneの利用方法

 チームによって、これまでいくつかの方法が採られています。以下に3つの方法を示します。

 方法1:スペースに、工程毎のスレッドをつくる
 方法2:工程全体の予定を、スペースのポータルに記入する
 方法3:アプリを作成し、各レコードに、工程、およびそこでの決定事項等を記入する


③kintoneの利用イメージ

 およそ3種類の方法を使って、全体の工程を見せるようにしています。

方法1:スペースに、工程毎のスレッドをつくる

 当初は、粗い工程(調査、分析、アイデア出しなど)毎に、その名前のスレッドを作成していました。しかし、数年にわたってkintoneを使ううちに、2014年度当初と比べて、細かいレベルでスレッドをつくるようになってきています。実際、その方が目的の情報に辿り着きやすいようです。下記の図は、2014年度(図1)、2017年度(図2)のチームのスレッドの例です。

図1 スレッドを用いた工程の表示(2014年度)

図2 スレッドを用いた工程の表示(2017年度)



方法2:工程全体の予定を、スペースのポータルに記入する

 kintoneとは別の場所で作成したスケジュール表などを画像として貼り付けています(図3、4)。チーム毎にさまざまな方法が採られています。以下に一例を示します。尚、カレンダーには、メンバがいつ打ち合わせに参加できるかがカレンダーに記入されていますが、個人名は消してあります。

図3 スペースのポータルを用いた工程の管理


図4 週単位の工程管理



方法3:アプリを作成し、各レコードに、工程の決定事項等を記入する

 アプリを用いて、打ち合わせの度に、その打ち合わせの議事録を作成しています(図5、6、7)。各レコードの詳細を見ると、決定事項が書かれています。キーボードを用いて内容を打ち直す代わりに、手書きのメモをスマートフォンで撮影し、貼り付ける場合も多く見られます。この方が、検索はできませんが、書き写す労力が減るからです。


図5 アプリを用いた進捗状況の一覧


図6 アプリを用いた進捗状況の詳細の記入(その1)

図7 アプリを用いた進捗状況の詳細の記入(その2)



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