【授業科目】

経済原論TA

再生産論

ゼミナール

氏  名: 矢吹満男

職  名: 教授

生年月日: 1946(昭和21)年8月19日

学  位: 経済学修士

最終学歴: 京都大学大学院経済学研究科博士課程修了

自己点検・評価実施委員会代表

経済原論TA,再生産論,ゼミナール

土地制度史学会,経済理論学会,社会政策学会,経済学教育学会

理論経済学(現在の不況分析)

【これまでの主な研究業績(著書・論文・翻訳)と将来計画】

・『資本論』形成史に関連して,『資本論』成立過程におけるマルクス「経済表」の意義(『土地制度史学』61号,1973年)

・恐慌論に関連して,再生産論体系における利潤論の位置(『土地制度史学』80号,1978年)

・帝国主義に関連して,「二つの道論」と『帝国主義論』(『土地制度史学』73号,1976年)

・スタグフレーションに関連して,現代帝国主義の構造とスタグフレーション(『専修大学社会科学年報』19号,1985年)

・日米関係に関連して,「世界的リストラクチュアリング期における日米関係」(『土地制度史学』131号,1991年)

 将来的には,国内研究などの機会を得て,『資本論』形成史に関する論文と恐慌論に関連した幾つかの論文を著作にまとめ,また第二次大戦後のスタグフレーションに関する幾つかの論文を著作にまとめたいと考えている。

 

【最近5年間の学会報告・論文テーマ】

・「20世紀末不況の分析視角」(『専修経済学論集』28巻2号,1993年)

・「今次不況の特異性に関する一考察」(東北大学研究年報『経済学』56巻3号,1995年)

・「スタグフレーションの克服と不況突入の諸契機」(『経済と社会』2号,創風社,1996年)  

 

【現在までの教育・研究活動の自己評価】

 『資本論』形成史および恐慌論研究から出発し,いくつかの段階を経て,やや足早に戦後段階へと研究を上向させてきた。現在は,これまでの研究成果を踏まえて1990年代の深刻な不況の問題と取り組みえており,足早に研究対象を上向させて良かったともいえるが,それぞれの研究対象に関する幾つかの論文を著書にまとめる努力をしておけば,学会等で影響力を増し得たのではないか,というのが反省点である。教育に関しては,ここ4,5年で学生の気質が大きく変化しており,その変化を踏まえて,講義の仕方等の一層の工夫が必要だと痛感している。