【講義科目】
ゼミナール
氏 名: 玉垣良典
職 名: 教授
生年月日: 1928(昭和3)年9月23日
学 位: 経済学博士
最終学歴: 東京大学大学院社会科学研究科修士課程(理論経済学専攻)
評議員
現代資本主義論,経済思想史
経済理論学会
現代資本主義の構造と変動
【これまでの主な研究業績(著書・論文・翻訳)と将来計画】
・『日本資本主義構造分析序説』(1971.日本評論社)
・『景気循環の機構分析』(1985年,岩波書店)
・O.ランゲ著,玉垣良典・岩田昌征訳『再生産と蓄積の理論』(1966年,日本評論社)
・「現代資本主義分析の方法―国独資概念の再検討―」(経済理論学会編『経済理論学会年報第18集」(1981年 9月,青木書店,同学会第28回大会共通論題報告)
【最近5年間の学会報告・論文テーマ】
・「国際通貨の政治経済学――「世界貨幣」金の位置づけをめぐって――」(専修大学社会科学研究所編「社会科学年報」第26号(1992.3)
・「資本主義分析の<ポスト・マルクス主義的地平>――若干の方法論的省察」(『経済評論』1993年5月号)
・(翻訳)A.リピエッツ/R.ハウスマン「秘教的経済法則と顕教的経済法則:忘れられた弁証法」(「専修経済学論集」29巻2号,1994.11)
【現在までの教育・研究活動の自己評価】
旧制大学最終年次卒業者であり,教育・研究とも,知的エリート養成を主眼とする研究重視型の環境で育ってき,専大奉職後も専大には以前はそれを許容する環境が他の私学よりも残っていて,研究には恵まれた環境であった。反面で教育―授業,ゼミ―は研究に従属する位置づけが心理的にも根づいている。その後,最近二十年とくにこの十数年の大学大衆化と学生との年齢的距離が大きくなるにつれ,教育重視に精神的姿勢を切替える必要を痛感させられるに至っているが,時代の要請に応えるにはなお一層の努力を必要とすると痛感している。