望月ゼミの目標
望月宏ゼミナールには経済分析ゼミと国際比較ゼミの二つがありますが、目標は共に将来広く国内外で活躍できる人材を養成する事です。
他国からの追い上げに苦しむ現在の日本の若者は、将来に対してはっきりとした明るい希望を見出せないでいます。 その中でのゆとり教育導入は、方向性の定まらない虚ろな若者を生み出す可能性が高いと考えます。
一方アジア諸国の急激な教育レベルの向上と伝統的な欧米先進諸国の高度な教育システムは有為な人材を輩出しています。日本経済を支える皆さんが将来こうした人たちと広く国際舞台で競争する事になりますが、果たして皆さんは十分に対抗できるでしょうか?
英語力はもちろんの事、人との間の効果的かつ論理的なコミュニケーション能力、コンピューターを使った高度な分析能力などがやはり必要とされるでしょう。どうしたら皆さんが大学生の間にこれらの能力を身につけることが出来るのでしょうか?
望月宏ゼミではこれを実現するために、経済分析を根幹としながら、英語能力および、情報処理能力の向上を併せて行っております。
望月ゼミについて
以下に、望月ゼミの特徴を列挙いたします。
・毎年、日本経済にとって重要な政策課題を選び、それに関してマクロ、ミクロの視点から、財市場、金融市場、労働市場を分析し、可能なら ば政策提言を出したいと思っています。また、国際比較ゼミは経済分析ゼミとの連携の下に海外からの視点を加え、ゼミ全体としての分析を幅広い物にしてゆきます。
分析に必要な文献はたくさん読みますが、決して輪読主体ではなく、あくまで全員でたたき台の文献以外に、各自が独自に集めた資料を持ち寄り、活発に討議することが特徴です。
・先に述べたように、様々な観点から分析を行う為、多面的、かつ論理的な分析の訓練が出来ます。
・人前で自分の意見を述べる機会が非常に多く、プレゼンテーション能力、人とのコミュニケーション能力が自然と高まって生きます。
・海外で使用されている教科書の読み込み、客員教授の英語の聞き書きや教授との懇親会、毎週行う英文の暗唱、インターネット上での英語資料検索などを通じて、自然と英語力が向上しています。(国際比較ゼミ)
・年二回のゼミ全体の合宿、および学年別の合宿を通じて通常のゼミ以外で学生同士、および私とのコミュニケーションを深める機会が多い事も挙げられます。
学内、学外の他大学との間で、毎年対抗ゼミを行っています。
・1年生に対しては合格と同時に基礎的な勉強会を行い、新ゼミ生同士や先輩との交流が自然と行われ、2年生になるまでの間に望月ゼミの一員としての自覚が出てきます。
・代々先輩方は非常に丁寧に後輩を指導する伝統があり、望月ゼミの特徴が毎年継承されていっています。
・進級論文、卒業論文はゼミのテーマとは別に各自自由にテーマを選べます。
以上のようなゼミの特徴を実現する為にはゼミ生一人一人が、広く日本と世界を見据えた上で、自分の職業を通じて広く日本と国際社会に貢献するという視点を持った「志の高い」人材である事が必要となります。
今年も私のゼミの志向するところに賛同される、多くの学生諸君の応募を期待します。
望月宏