貨幣:暴力と信頼の間

2002年3月に、M.アグリエッタとA.オルレアンの共著になる『貨幣:暴力と信頼の間』がOdile Jacob 社より出版されました。
本書は、同じ著者による『貨幣の暴力』(初版1982年、改訂版1984年、井上・斎藤訳、法政大学出版局 刊)で展開された「貨幣の模倣仮説」と、同編著による『主権貨幣』(Odile Jacob,1998)における 「貨幣信認論」とを総合した叙述を提示しています。 また、単に抽象的なレベルの議論だけでなく、この間の貨幣にまつわる多様なエピソード (21世紀型金融危機、電子マネー、ユーロ、地域通貨など)と関連づけながら、彼らの貨幣論の意義 を明らかにしています。
本書を紹介しようというのが、このページの目的です。以下が中身です::
  ・『貨幣:暴力と信頼の間』目次
  ・部分訳(上の目次から入って下さい) 
  ・本書を紹介した研究会報告のレジュメ:[前半部分] [後半部分