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専修大学須田研究室 受付: 044-911-1266
プロフィール(Profile)
■ これまでの兼務校
◇ 国外:
北京日本学研究中心
(日本語史・日本語学担当 専家講師)
ハワイ大学大学院言語学研究科
(交換助教授)
◇ 国内:
共立女子大学、
大東文化大学、
山梨大学、
産能短期大学
愛知大学
(以上、言語学概論・日本語学特講ほか担当)
■ 所属学会: 日本語学会、言語学会、 日本語文法学会、
万葉学会、 計量国語学会、
現代トリウィウム学会
担当する主な専門科目
「日本語の資料研究 A1」:
古典日本語資料を用いた言語普遍的な
文法現象の研究
「日本語の資料研究 A2」:
古典日本語資料を用いた言語個別的な
文法現象の研究
「認知言語学1」:
認知論における語彙・構文の成立原理を学ぶ
「認知言語学2」:
認知論における語彙・構文の機能拡張を学ぶ
■ 専門:
国文法学 (統語変遷論・形態統語論)
文法教育 (外国語文法へ橋渡しする学習文法の開発)
■ 研究テーマ:
(1)日本語文法史における体系性の推移
(2)汎用的な教育指標文法の開発
文法学の興味深さ・楽しさは、
私にとっては、一にも二にも
その “体系”のありようです。
すなわち、
全体の仕組みのバランスの取られ方、
そのバランスの移り変わり、
末端のローカルルールと
全体に関るルールとの結びつき方、
など、興味がつきません。
◇ 研究テーマ(1) について
日本語の文法は、
動詞や名詞などの主要な単語群が
語形変化する、
というキマリに強く頼っています。
ですから、次の二つのことは、
日本語文法の重要な問題になります。
すなわち、
(ⅰ) 日本語文法というキマリの束のなかで、
キマリ同士が、どんなことをどう分担し
合っているか。
(ⅱ) 日本語が今のように落ち着くまでには、
他の言語にもあるさまざまなキマリ(格・
ヴォイス・ 時制・ムード などと呼ばれる
もの)が、単語のどのような語形変化に
よって示されるようになっていったか。
このようなことに関連した講義を
主に担当しています。
皆、1限目から元気に?文法してくれています
(@_@;)
◇ 研究テーマ(2) について
外国語の文法を習得するために有効な
学習文法(国語と外国語を橋渡する文法)を
開発する研究もしています。
この研究の概要は、インタビュー記事
として、教育団体サイトに
次の二件が掲載されています。
『英語からとりくむ国語との教科連携』
『 文法なら教科横断できる』
主な著書 (Major Achievements)
[ 近刊書はこちら ]
『国語文法第二 英語と互換性のある日本語文法をめざして』
単著 (2017年 最新刊になります)
『日本語の文法』 (2005年 ひつじ書房)
おかげさまで2016年に第6刷が発行されました!
現代の国文法理論の定番として定着しつつ
ある印象です。
。
須田との共著者:
高橋太郎 (国立国語研究所名誉所員)
金子尚一 (中国東北師範大学客座教授)
齋美智子 (高雄第一技科大学助理教授)
金田章宏 (千葉大学教授)
鈴木泰 (東京大学名誉教授)
松本泰丈 (千葉大学元教授)
主要著書として一点挙げたこの本は、
現代日本語において
形態論 (単語の語形変化) と
統語論 (構文ルール) とが
どのように関わりあっているか
について最新の知見をもとに、
分かりやすく整理したものです。
おかげさまで、東京大学ほか多くの大学や
大学院での日本語 学や言語学の講座で
使われています。
韓国語(『일 본어의 문법』박이정)と中国語(海賊版も!)にも
翻訳されていますので、
同国の方は自国でご覧になれると思います。
ご覧になって興味を持たれ、
本研究科に入学された留学生院生の先輩方もおります。
お待ちしています。
この他の編著書に、
『日本語形態の諸問題』 (2010年 ひつじ書房)
ほか。 [ 近刊書はこちら ]
◇ 研究テーマ(1)に関する研究論文 (主な5件)
[プライベート・ディポジトリはこちら]
1 |
対格標識の曖昧性
― 上代「を」・「ものを」と韓国語の対格標識 |
単著 |
平成
8年6月 |
『国文学 解釈と鑑賞』
第61巻7号
(新村出賞受賞論文その1) |
2 |
「単語」をどう扱うのか
― 「を+ミ語形」構文の場合 |
単著 |
平成
9年7月 |
『国文学 解釈と鑑賞』第62巻7号
(新村出賞受賞論文その2) |
3 |
A Note on the Cline between Complementation and Subordination in Old Japanese Constructions Involving the Particle WO. |
単著 |
平成10年11月 |
『日本学研究7』
北京日本学研究センター
|
4 |
ミ語法の時と主体 |
単著 |
平成17年11月 |
『國語と國文学』82巻11号
東京大学国語国文学会 |
5 |
ミ語法とヴォイス
|
単著 |
平成18年
3月 |
『日本語学』
第25巻5号 |
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