研究会開催済み記録



このページには、研究会で報告されたペーパーをいくつか掲載しております。これは、研究会メンバーその他の方への便宜のために掲載しているものであり、掲載が「公表」を意味するものではありません。引用される場合は、著者の了解をお取りください。

>
  • 日時:2018年12月15日(土曜日)15:00ー18:00

  • 場所:東京工業大学 大岡山キャンパス 南3号館809号室

  • 報告者: 清水千弘氏(日本大学)・肥後雅博氏(総務省)

  • 報告テーマ: 建設デフレーターの改定について

    ※今回の研究会の実現に関しては、東工大・出口弘教授のご厚意に感謝します。

    ※報告資料(スライド)は、ここここここにあります。

  • ※明石順平『アベノミクスによろしく』(集英社インターナショナル新書、2017年10月刊)は、国会で取り上げられたことも含め、大きな注目を集めた。著者のアベノミクス批判には何の反論もない。当国民経済計算研究会でも、2015年11月28日に開催した2015年度第3回研究会で、小野善康氏(大阪大学)、須田美矢子氏(元日銀審議委員)をお招きし、民主党政権とアベノミクス期の経済パフォーマンスの比較を行なうなどして、検討した経緯がある。しかし、本書の中で、「平成23年基準改定」に含まれる名目GDPの数値が、安倍政権の掲げた、2020年頃に名目GDPを600兆円にするという目標と平仄をあわせて改定したものであるという主張(同書第4章「GDPかさ上げ疑惑」)には、十分な根拠が示されていない。2018年7月28日の2018年度第1回国民経済計算研究会では、当時、国会対応にあたられた内閣府山岸圭輔氏に報告をお願いし、当時の推計担当者を含め、国民経済計算・経済統計の研究者、実務家により、詳細な検討が行なわれた。(報告資料は、内閣府サイトにある「平成 27 年度国民経済計算年次推計(支出側系列等)(平成 23 年基準改定値)の参考資料の補足」)
     検討の結果、以下の1)〜4)のような結論が導かれたように思われる。
    1)名目値の推計はほぼ妥当に行なわれている。
    2)『アベノミクスによろしく』に書かれている名目値の急伸は建設部門の推計方法の変更によるところが大きいように思われる。
    3)そこにはアベノミクス期における建設部門の利益の急伸が反映されている。
    4)問題があるとすれば、むしろ、建設部門のデフレーター、したがって、実質値や実質経済成長率にあると思われる。
     その結果、われわれは、アベノミクス期の実質経済成長率が過大推計されている可能性を検証する必要があると考え、改定作業が進行中の建設デフレーターをテーマとして、2018年度第2回の国民経済計算研究会を2018年12月15日に、肥後雅博氏(総務省)、清水千弘氏(日本大学)に報告をお願いして開催した。その結果、上記の結論通り、建設デフレーターが過小に推計されており、アベノミクス期の実質GDPおよび実質経済成長率の過大推計の事実が明らかになったように考える。
    (文責)作間逸雄(専修大学)


  • 日時:2018年1月27日(土曜日)14:00ー17:00

  • 場所:中央大学市ヶ谷田町キャンパス15階 大会議室(1501号室)

  • 報告者:小口好昭氏(中央大学)

  • 報告テーマ:「那須疏水における水利施設の資本維持と地域社会ーメソ会計の視点からー」

  • 討論者:古井戸宏通氏(東京大学)

  • ※今回は、横浜国際社会科学学会との共催です。
  • 日時:2017年10月28日(土曜日)14:00ー17:00

  • 場所:中央大学後楽園キャンパス5号館1階5136号室

  • 報告者:田原 慎二氏(千葉商科大学)

  • 報告テーマ:コモ法の現状と課題

  • ※中央大学経済研究所の<社会経済ミクロデータ研究部会>(主査:坂田幸繁教授)との共催です。



  • 日時 2016年12月10日(土)14:00〜17:00
  • 場所 東京工業大学 田町キャンパス キャンパス・イノベーションセンター東京 2F 多目的室4

  • ※場所がいつもとちがいます。ご注意ください。JR田町駅前・芝浦口(東口)徒歩すぐです。 東工大・出口弘教授のご厚意に感謝します。

  • 報告テーマ 国民経済計算(SNA)と基準改定〜2008SNAへの対応〜

  • 報告資料(スライド)は、ここにあります。

  • 報告者 多田洋介氏(内閣府)

  • 討論者 作間逸雄(専修大学)

  • 討論資料(スライド)は、ここにあります。



  • 日時 2016年6月25日(土)13:30〜

  • 場所 静岡産業大学 磐田キャンパス 第1会議室

  • 全体テーマ(仮)<地域経済を分析する>

  • 報告テーマと報告者 

  • 報告テーマ 1)「物価の地域差の計測 PPP計測のCGE接近の適用」

  • 報告者 牧野好洋氏(静岡産業大学)

    ※ペーパーは、作間・市岡・牧野「PPP計測のCGE接近」(1・2)専修経済学論集120号、123号掲載。


  • 日時: 2016年1月23日(土)14:00〜18:00

  • 場所:専修大学神田校舎1号館 7階 7A会議室

  • 第1報告

  • 報告者 邱東氏(北京師範大学) 使用言語 英語。質問は、英語、日本語使用可

  • 報告テーマ

      The Hidden Assumptions for PPP at Basic Heading Level ―Focusing on the Micro-foundation of ICP

  • 司会 川崎茂氏(日本大学)

  • 第2報告

  • 張南氏(広島修道大学) 使用言語 日本語。 質問は、英語、日本語使用可

  • 報告テーマ

    Measuring Global Flow of Funds: Theoretical Framework, Data Sources and Approaches

  • 司会 辻村和佑氏(慶應義塾大学)