専修大学文学部考古学研究室 Department of Archaeology, School of Letters, Senshu University |
専修大学文学部考古学研究室紹介 |
専修大学考古学研究室は1966年の文学部開設とともに、人文学科史学コース内に考古学の講義が開かれたことから始まります。1970年に久保哲三先生(1931-1989)が非常勤講師として着任されると、明確な研究室の形ではなかったものの「サブゼミ」というかたちで本考古学研究室の祖型が形成されました。1983年に久保先生が専任教員として本学に着任されると、専修大学考古学会が設立され、雑誌『専修考古学』や『専修大学考古通信』が創刊されるようになりました。
1991年には考古学専門教員として土生田純之先生(1951-2023)が着任され、本格的な考古学講座が開かれました。土生田先生は横穴式石室を中心とした古墳時代研究を専門とし、日本にとどまらない東アジア世界を包括する古墳時代研究の礎を築かれました。1992年には大学院文学研究科史学専攻修士課程、1994年には同博士課程が開設され、教育・研究的基盤を充実させていきました。
2010年から高久健二先生が新たに考古学研究室の専任教員として加わりました。高久先生は朝鮮半島・韓半島の古墳文化研究を専門とし、本研究室の東アジア考古学研究はさらに強固なものとなりました。2014年には東亜細亜文化財研究院(韓国・昌原市)や忠北大学校人文大学(韓国・清州市)と学術交流協定を結び、共同研究や留学生受け入れの実施など国際的な教育基盤も整えられていきました。
近年の発掘調査では、2013~2023年に神奈川県川崎市蟹ヶ谷古墳群の発掘調査(川崎市教育委員会・日本大学・鶴見大学・國學院大學との合同調査)をおこない、現在報告書の作成を進めています
2016年からは群馬県高崎市漆山古墳の発掘調査をおこなっており、現在も継続中です。
2021年には土生田純之先生が定年退職され、後任に小林孝秀先生が着任し、専任教員として加わりました。小林先生は関東の横穴式石室を中心とした古墳時代研究を専門とし、古墳時代社会の解明を多角的に追及しています。
2023年には、嶺南大学校人文大学文化人類学科(韓国・慶山市)と学術交流協定を結び、本研究室は東アジア考古学の更なる探求と解明に向けて日々研究をおこなっています。
教員紹介 |
【専任教員】
教授 高久 健二(東アジア考古学)
准教授 小林 孝秀(日本考古学)
【前任教員】
名誉教授 土生田 純之(2023年7月御逝去)
学生紹介 |
専修大学考古学研究室は、高久健二ゼミナールと小林孝秀ゼミナールの2つのゼミが合同で研究をおこなっています。高久ゼミナールは朝鮮半島・韓半島を中心とした東アジアを対象に研究しており、小林ゼミナールは日本を中心とした東アジアを対象に研究しています。
卒業論文・修士論文・博士論文 |
2010(平成22)年度 | 2011(平成23)年度 | 2012(平成24)年度 | 2013(平成25)年度 |
2014(平成26)年度 | 2015(平成27)年度 | 2016(平成28)年度 | 2017(平成29)年度 |
2018(平成30)年度 | 2019(令和元)年度 | 2020(令和2)年度 | 2021(令和3)年度 |
2022(令和4)年度 | 2023(令和5)年度 |
ゼミ旅行 |
考古学ゼミナールでは、年2回(夏休みと春休みの期間中)のゼミ旅行をおこなっています。ゼミ旅行は、学部生が主体的に旅行先を決定し、遺跡や博物館の見学を通じて知見を広めています。コロナウイルスの影響により2020年からゼミ旅行を中止していましたが、2022年の夏から再開しました。
2022年夏のゼミ旅行:大阪・神戸
2023年春のゼミ旅行:福岡
2023年夏のゼミ旅行:長野
2024年春のゼミ旅行:韓国・ソウル
2024年度 夏のゼミ旅行:静岡
国際交流 |
韓国・財団法人東亜細亜文化財研究院との学術交流
韓国・忠北大学校人文大学との学術交流
韓国・嶺南大学校人文大学文化人類学科との学術交流
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